歯のケア
歯のクリーニングTooth cleaning
定期的に行うクリーニングはお奨めしたいメニューのひとつです。
日常のケアだけでは不十分になりがちな汚れや歯垢・歯石をプロの手でやさしくケアしていきます。
歯に白さが戻り、むし歯や歯周病の予防および早期発見に高い効果が得られます。
- PMTC
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PMTCはプロによるむし歯や歯周病の発症予防を目的としたクリーニングです。歯ブラシの届きにくい所から、歯周ポケットに潜む歯垢・歯石まで、プロの手によりやさしくケア。柔らかなゴム質のブラシを用いるので痛みはありません。将来にわたる歯の健康と手軽な美白に一挙両得です。
▼詳細は下記をご参照ください。 - キッズクリーニング
- 口腔内の清掃を行った上で、フッ素を塗布します。
- フッ素コーティング
- 虫歯の予防と、歯を強くします。
保険内クリーニングと自費クリーニング(PMTC)の違い
保険クリーニング | 自費クリーニング(PMTC) | |
---|---|---|
目的 | 治療を目的としたクリーニング | 予防を目的としたクリーニング |
内容 | 炎症を抑える程度の汚れを取ります。 治療の経過を診ていきます。 | 細かい所まで徹底的に汚れを取り、歯1本1本を磨きあげていきます。 歯の表面をツヤツヤに仕上げる、トリートメントをします。 虫歯予防・歯面強化にもなる高濃度のフッ素塗布付き。 |
時間 | 1回20~30分 | 50分 |
料金 | 約3000円 | 8000円 |
通院回数 | 2回 (症例によっては最大8回) | 1回 |
補足 |
保険診療の規約上、最終診療日より3ヶ月以上経過していない患者様は、出来ません。 歯周病など歯肉の炎症が強い患者様などに適しています。 |
3ヶ月~6ヶ月おきに続けていただくとより効果的です。 |
保険クリーニング |
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目的 |
治療を目的としたクリーニング |
内容 |
炎症を抑える程度の汚れを取ります。 治療の経過を診ていきます。 |
時間 |
1回20~30分 |
料金 |
約3000円 |
通院回数 |
2回 (症例によっては最大8回) |
補足 |
保険診療の規約上、最終診療日より3ヶ月以上経過していない患者様は、出来ません。 歯周病など歯肉の炎症が強い患者様などに適しています。 |
自費クリーニング(PMTC) |
---|
目的 |
予防を目的としたクリーニング |
内容 |
細かい所まで徹底的に汚れを取り、歯1本1本を磨きあげていきます。 歯の表面をツヤツヤに仕上げる、トリートメントをします。 虫歯予防・歯面強化にもなる高濃度のフッ素塗布付き。 |
時間 |
50分 |
料金 |
8000円 |
通院回数 |
1回 |
補足 |
3ヶ月~6ヶ月おきに続けていただくとより効果的です。 |
PMTCについてABOUT PMTC
Professional Mechanical tooth Cleaning の略で、歯科医師や衛生士が専用の器具とフッ化物を使用しながら、歯磨きでは落とすことのできない汚れやバイオフィルムを除去するクリーニングのことです。予防歯科先進国のスウェーデンで発祥し、システム化された歯のクリーニング方法で、むし歯・歯周病の予防効果を目的とします。
PMTC
50分 /¥8,800(税込)
歯石取り + 着色除去 + ブラッシング指導 + 歯のシャンプー + トリートメント + フッ素
PMTCプラスステイン
60分 /¥9,900(税込)
歯石取り+濃い着色除去+ブラッシング指導+ホワイトニングフロス+歯のシャンプー+トリートメント+フッ素
PMTCプラスティースケア
1時間30分 /¥13,200(税込)
歯石取り+濃い着色除去+ブラッシング指導+歯のシャンプー+トリートメント+フッ素+舌クリーニング+唾液検査+口臭測定
キッズPMTC
40分 /¥4,400(税込)
口腔内の清掃を行った上で、フッ素を塗布します。
歯ブラシ+フッ素歯磨き粉付き
キッズPMTCプラス
50分 /¥6,000(税込)
口腔内の清掃を行った上で、フッ素を塗布します。
歯ブラシ+フッ素歯磨き粉付き+唾液検査+口臭測定
ブレスケア診断(口臭測定)
¥1,100(税込)
歯磨きをして2時間後でのご予約となります。
唾液検査
¥2,200(税込)
虫歯や歯周病のリスクが分かり、口腔清潔度測定、口腔内を客観的なデータで把握する事ができます。
※料金や時間は、患者様の状況によって変わりますのでお気軽にご相談下さい。
歯科衛生士がバイオフィルムを徹底的に除去
①まず、お口の中を隅々まで歯ブラシ、フロス、歯間ブラシなどを使って清掃します。
②次に専門的な道具を使って徹底的に清掃します。
歯の周囲には歯ブラシで落とせない汚れがあります!
▼磨ききれない汚れ
長い間歯の表面に付着している細菌(プラーク)は、歯ブラシでは落とせないものがあります。
▼磨きにくいところ
磨きにくいところの汚れもプロがクリーニングします。
そんな汚れをPMTCで除去
他の異物の侵入を拒否する性質があるため、付け薬、うがい薬などの効果も限定的です。
他の異物の侵入を拒否する性質があるため、付け薬、うがい薬などの効果も限定的です。
もちろん!プラークコントロール(歯の汚れの除去)にはセルフケアも必要
ご自身による歯磨きは何といってもプラークコントロールの基本です。
歯の健康を維持するためには、歯磨き(セルフケア)とPMTCとが上手くバランスが取れていることが大切です。ご自分で磨けるところは、頑張って磨きましょう。歯磨きの方法などについてはご指導します。ご不明な点はお気軽におたずねください。
PMTCのステップ
プラークがどこに残っているのかを染色液で確認します。(行わない場合もあります)
歯の表面に専用のクリーニングペーストを塗ります。
プラスチックのチップを使って歯と歯の間の汚れを落とします。
歯肉を傷つけないように、柔らかいラバーカップで歯と歯の境目の汚れを落とします。
爽やかな洗浄液でお口の中をキレイに洗います。
歯の質を強くし輝きを増すために、キレイになった歯面にフッ素を塗布して終了です。
PMTCは予防の要
最近の研究によれば、「むし歯や歯周病は、ある特定の細菌によっておこる」ということがわかってきました。つまり、その細菌たちを口の外に追い出せば、ほとんどの歯の病気は防げるということです。
PMTCというのは歯科医や歯科衛生士などが行うお口清掃プログラムのことです。これにより歯磨きんなどでは取れにくい悪い細菌を徹底的にこすり落とします。
PMTCは、歯や歯肉の清掃を専門の器具を使ってていねいに行いますから、予防効果が高いだけでなく、とても気持ちがいいものです。
歯科医院は怖いところではありません
最近は大変変わってきましたが、一般的にはまだまだ「歯医者さんは痛いところ、怖いところ」というイメージがあります。
その理由のひとつに、歯科医院側情報提供の不足があります。進んでしまった病気の治療は、たしかにつらいことがありますが、予防や初期の治療は全く痛くなく行うことができます。
たとえば、「あの映画はいいよ。ぜひ観るべきですよ」と喜々として語ってくれる人がいると、言われた人は重い腰を上げて観にいきます。その結果、「本当にいい映画だった!」と教えてくれた人に感謝します。
それと同じように、私たちはPMTCをとおして、「予防やケアはこんなにいいものですよ」ということをご理解いただき、「歯科医院はそんなにこわいところではなく、逆に気持ちのいいところ」ということをぜひ患者さんに実感していただきたいのです。
歯科の目的はヘルスプロモーション
歯科医療の究極の目的は、歯や口腔の知識をもとにして、ヘルスプロモーション(健康支援)を展開することです。患者さん一人ひとりに、お口の健康から全身の健康に目を向けていただき、自分の健康は自分で育て、守っていくという意識を持っていただくことです。
感染症でもあり、生活習慣病とも言われている歯科疾患に対して、PMTCなどの口腔ケアを継続していくことは賢い対応であり、患者さんご自身にとって大きなメリットが得られることなどです。
PMTCのQ&A
- PMTCって何?
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Professional Mechanical tooth Cleaningの略。
歯科医師、歯科衛生士などの専門家により、様々な器具とフッ化物入りペーストを用いて、すべての歯面とその周辺のプラーク(歯垢)を除去する方法です。
- PMTCにはどんな効果があるの?
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歯の表面がツルツルして気持ちいいばかりでなく、プラークに含まれる雑菌を落とすことによるむし歯、歯周病予防の効果があります。
また、歯肉の腫れや痛みを抑え、苦痛緩和、歯の延命効果も期待できます。
- PMTCだけで虫歯や歯周病は治るの?
- PMTCはあくまでケア行為ですから、それだけでは病気は治りません、しかし、プロのクリ-ニングによってお口の中の細菌のレベルが低くなれば、それだけ治療成績も良くなります。
- PMTCを行うのに最適な年齢はありますか?
- 年齢によって早すぎる、遅すぎるといったことはありません。プロのクリーニングは、いつからはじめても一定の予防効果がきたいできます。大切なことは間隔を決めて定期的に行うことです。
- PMTCで歯は白くなりますか?
- 歯の表面の着色は落とすことができますが、歯の色そのものは変わりません。
- PMTCはどのぐらいの間隔で行うのですか?
- その方のリスク(歯や歯肉の強弱、細菌の強さ、唾液の強さ、唾液の量、着色の程度、生活習慣など)によってさまざまですが、一般的には3~4ヶ月に1回の割合で行います。
- PMTCは誰が行うの?
- 通常歯科衛生士が行います。